自転車通勤をしている人は、
心臓疾患やがんを発症するリスク、死亡するリスクが低いという事実をご存知ですか?

日本人の死因は男女ともに1位はがん、2位が心疾患。

平成28年の厚生労働省の人口動態統計によると、日本人の死亡原因は男女ともに1位ががん、2位が心疾患となっており、それぞれ男女別でみると男性は合計で45.9%(がん:32.6%、心疾患:13.8%)、女性が40.7%(がん:24.2%、心疾患:16.5%)となり、半数近くががんと心疾患で占められていることが分かります。

20代~40代のスポーツ実施率は他の世代と比べて低い。

高齢社会が加速する中で健康を維持していつまでもイキイキ生活するために健康寿命を延ばすことは、国民全体の課題ですが、そんな中、働き盛りである20代から40代のスポーツ実施率が低いという結果が、スポーツ庁の調査により分かりました。

自転車通勤でがんや心疾患にかかるリスクが減る!?

2017年に発表された「活動的な通勤と心疾患、がんの発症、死亡率との関連」を検討したイギリスの研究によれば、通勤に「クルマや公共交通機関などを利用」する人に比べて、「自転車もしくは自転車と徒歩の組み合わせを利用」する人は、心臓疾患の死亡リスク(ハザード比)が52%、発症リスクが46%、がんによる死亡リスクが40%、発症リスクが45%、それぞれ低いという事が明らかになりました。 また、「自転車と公共交通機関などを利用」する人でも、がんの死亡、発症リスクがそれぞれ36%、32%低くなっており、「徒歩のみ利用」の人も心臓疾患の死亡、発症リスクが36%、27%低くなっていることも分かりました。「アクティブな通勤をサポートし奨励する施策によって、重大な慢性疾患や死亡リスクを低減させる」ことが、この研究でまとめられています。

自転車通勤で通勤時間を充実した時間にしましょう!

通勤は毎日しなければならない時間ですが、どうせ同じ通勤時間を過ごすのなら、充実した時間にできたほうがいいですよね。自転車なら、通勤の時間をアクティブに運動する時間に変えることができます。毎日ではなくても、週に1~2回からでもトライしてみてはどうでしょうか? もちろん雨の予報ならスパッと切り替えて、電車通勤にする。そんな時は通勤時間が、読書や勉強の時間になりますよね。 家から勤務先だけではなく、最寄の駅などのできる範囲で実践してみてはいかがでしょうか?