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ホローテック II

剛性と軽量性の高次元バランス、そして優れた回転性能
ライダーのパワーをすべて推進力に変換するために、あらゆる角度から最も優れたクランクセットを追求する ホローテック II テクノロジーのコンセプトです。 クランク部の剛性はペダリング効率に大きく関わっています。また、長距離になればなるほど回転数が増加するため、クランク部の軽さはとくに重要な要素になっています。そして、当然ながら、剛性と軽量性はつねに相反する要素であり、長きにわたってその最適のバランスが問われてきました。 クランクアームを独自の鍛造技術で中空にし、必要な剛性を保ちながら軽量化を図ったホローテック。そしてホローテック II では、BB軸を一体構造とし、クランク部全体の剛性と軽量性のさらなる高次元バランスを実現。左右のベアリング幅が広がり、ボトムブラケットシャフトのたわみを抑制、安定性が得られ、ペダリング力を高効率に伝達します。まさに、剛性、軽量性、回転性能のベストバランスを細部にわたって追求し、開発されたのがホローテック II クランクセットです。
高精度シーリング
また、ホローテック II クランクセットではベアリング部の高精度なシールを施し、耐久性を向上させ、優れた回転性能を長く維持します。

24mm軸・ベアリングの採用

ホローテック II クランクにおいて24mm径のボトムブラケット軸・ベアリングを選択したのはなぜか?
その開発にあたってボトムブラケット軸、ベアリング径は最も大きなポイントでもありました。
ボトムブラケット軸部は剛性、強度、重量、回転性能など、他の箇所に比べて多くの要素が関わっているからです。

*1: Rotating performance

*2: Bending rigidity/breakage

*3: Torsion rigidity/breakage

*4: Weight of axle/bearings

クランクセット全体のバランスが大切

また、クランクセット全体として見た場合、クランクアームの剛性、軸の剛性、ベアリングの位置、などトータルなバランスが大事である。設計は折れてしまうことを防ぐために、このトータルバランスを考慮しながら行われます。

ベアリング間距離が広い

現行フレームのボトムブラケットシェル幅68mmの中で、24mm軸のホローテック IIでは、ベアリングの位置を外側に出すことが可能。
より適切な荷重の分配が得られ、より優れたペダリングの安定感が得られます。

24mm軸・ベアリングが、クランクの最適なバランスをつくる

以上のような点を検証したのち、シマノでは、24mmBB軸及びベアリングを採用することとしました。ホローテック II クランクセットにあって最適なバランスが得られると考えたからです。また、軸部についてのみ検証しましたが、クランクアームやギア部も含めたクランクセット全体となれば、ホローテック II の剛性、軽量性、回転性能のバランスの良さは、さらに明白なものとなります。