保険に関する正しい知識を身につけよう!

自転車通勤によるマインドスイッチ(=気持ちの切り替え)への関心の高まりなど、近ごろスポーツサイクルで颯爽と通勤する方が目に留まることも多くなってきました。その一方で、自転車事故によって賠償金を請求されることも珍しくないため、安心して自転車に乗ることができるよう「自転車保険」について考えてみましょう。
保険のイメージは「手続きが面倒そう」などあるかと思いますが、自転車保険はインターネットやコンビニで簡単に加入でき、手続きも内容も簡単です。おさえるべきポイントは下記3点です。

  • 個人賠償補償の補償額
  • 付帯サービス
  • 加入プラン

自転車保険とは

自転車保険とは、個人賠償補償と傷害補償の2つがセットになった保険です。
自転車運転中のケガで入院・通院した本人の補償と、 相手にケガを負わせてしまった場合の損害補償に備えられます。

自転車保険とは

自転車保険の選び方

自転車保険には、「本人型」「夫婦型」「家族型」の3プラン(※1)があり、補償やサービスによって保険料が変わってきます。
ライフスタイルや家族構成に応じて選ぶことができます。

(※1)各社によってプラン名称が異なります。「夫婦型」のない保険会社もあります。

(※1)各社によってプラン名称が異なります。「夫婦型」のない保険会社もあります。

家族構成に応じてプランを選ぼう

  • 本人型プラン
  • 夫婦型プラン
  • 家族型プラン

予算に応じて補償やサービスを選ぼう

  • 本人型プラン

    個人賠償補償は多額の賠償金を命じられることもあるため、最低でも1億円の補償はつけておきましょう。個人賠償補償には「示談代行サービス」を付帯しているものがあり、相手との交渉を代行してくれるサービスでおすすめです。
    中にはTSマーク(※2)など付帯されていないものもあるため、確認が必要です。

  • 障害補償

    傷害補償(ケガの補償)は、通院補償の有無で保険料が変わってきます。
    通院補償のあるプランは保険料が高くなる傾向がありますので、予算に応じて検討しましょう。

  • ロードサービス

    自転車のパンクや故障、事故などで自転車が自力走行不能になった場合に50kmまで自転車を指定の場所まで搬送してもらえるサービスです。ロングライドを楽しむ方や、故障時の修理に自身のない方に最適。
    また、自転車通勤の途中にパンクや故障をした場合にも安心です。

(※2)TSマークは自転車安全整備士の整備を受けた自転車に貼り付けてもらえる赤または青のマークです。TSマークには自転車保険が付帯されており、1年間有効です。TSマークが貼られた自転車が保険の対象となるため、家族や友人がその自転車に乗っていた場合でも補償される保険です。

(※2)TSマークは自転車安全整備士の整備を受けた自転車に貼り付けてもらえる赤または青のマークです。TSマークには自転車保険が付帯されており、1年間有効です。TSマークが貼られた自転車が保険の対象となるため、家族や友人がその自転車に乗っていた場合でも補償される保険です。

加入方法と保険料

多くの自転車保険がインターネットやコンビニの端末で簡単に加入でき、早ければ加入後翌日から適用されます。月々の保険料は300円程度から(本人型)ですが、補償の内容等により保険料は変わります。

自転車保険料一覧

個人賠償補償と個人賠償責任特約の重複加入

火災保険に加入されている場合、個人賠償責任特約(以下「火災保険特約」)が付いていることがあります。自転車保険と火災保険特約のどちらにも加入している場合、倍額の保険金が支払われるわけではありません。
例えば100万円の損害が出た場合、両者から100万円ずつ支払われるのではなく、両方の合計で100万円が支払われます。よって重複加入による補償金額でのメリットはなく、保険料の無駄になってしまいます。
「だったら火災保険特約の加入だけで良いのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、火災保険特約には示談代行サービスが付いていないものもあるので、その点だけ注意が必要です。自転車保険を検討する機会に火災保険の特約も見直してみると良いでしょう。

個人賠償補償と個人賠償責任特約の重複加入

安全運転が一番の備え

安全運転が一番の備え

自転車保険はまさかの時の備えです。事故やケガから身を守るためには、まずは安全運転を心がけることが一番の備えですね。
また正しくヘルメットを着用することもケガの軽減に繋がります。安心してマインドスイッチするための備えとして、自分にぴったりの自転車保険を選びましょう。