この記事では:
- 新型XTR M9250 Di2シフトボタンが、より高速で直感的な変速を実現するために、カスタマイズ可能な操作性を提供する仕組みを紹介します。
- SHIMANO RAPID ESテクノロジーが、より直感的な操作感をもたらし、バイク上でのコントロール性を向上させる方法を探ります。
- 新型XTR M9220ブレーキレバーに採用されたERGO FLOWテクノロジーが、操作性を高め、よりアグレッシブなライディングポジションを促す仕組みを解説します。
この度、当ウェブサイトにて、従来より販売しているブランドのラインナップ情報へのリンクを新たに追加しました。
新たに設定したブランドは以下の通りです:
ROAD : TIAGRA/SORA/CLARIS
MTB : ALIVIO/ACERA/ALTUS
LIFESTYLE : ALIVIO/ACERA/ALTUS, TOURNEY
これらのリンクは、各カテゴリーの「PRODUCT」内にある「GROUPSET」に設定しております。
各ブランドのラインナップや部品ごとの詳細な仕様・特徴については、ブランド名をクリックしてご確認ください。
XTRは30年以上にわたり、マウンテンバイクの変速技術におけるスタンダードであり指標であり続けました。
その歴代のドライブトレインは、変速性能の進化を象徴する存在であり、ライダーやレーサーのニーズに応える形で常に革新を続けてきました。
これらの進化は、単なる技術的な進歩にとどまらず、直感的な操作性と実用的な機能性を兼ね備えた、トレイル上でのリアルな体験と結実しています。
シマノの技術力は、新型XTR M9250 Di2ワイヤレス電動変速システムを駆動させる「SHIMANO RAPID ESテクノロジー」搭載のシフタースイッチに集約されています。この新型スイッチは、従来のシフトレバーと近い馴染みのある形状を継承しつつ、4方向・多軸調整が可能な設計を採用。
これにより、シフトパドルを自分の親指が自然に届く位置に自由に配置できます。
つまり、親指を最も快適な位置に置き、そこにパドルを合わせるだけ。
この設計は、変速時にグリップを握り直す必要を減らし、よりスムーズで安定した操作を可能にします。
このような工夫は、シマノが長年にわたる機械式変速の開発を通じて磨き上げてきた重要な要素のひとつです。
新型Di2シフターのシフトパドルは、快適で触感に優れた操作感を備えており、SHIMANO E-TUBEアプリを使ってライディングスタイルに合わせた機能のカスタマイズが可能です。
選べる操作モードには:
さらに、プログラム可能な第3ボタンも搭載されており、接続されたGPSデバイスの画面切り替えなどに使用できます。
また、多くのプロライダーが採用しているように、この第3ボタンにバレルアジャスターのような調整機能を割り当てることも可能です。
これにより、片手で走行中にディレイラーのトリム調整ができ、たとえばクラッシュ後でも走りを止めることなく変速の調整が行えます。
ワイヤレスへの移行により、変速スピードは明確に進化しています。
もともと HYPERGLIDE+ は非常に高速な変速を実現していましたが、最新のXTR Di2では、さらに速い変速が可能になりました。これは、SHIMANO独自の新しいワイヤレス変速プロトコルと、HYPERGLIDE+専用に設計されたカセットとチェーンの組み合わせによって実現されています。
さらに、シフトパドルを親指が自然に届く位置に正確に配置することで、ライダーとバイクの間に直感的なインターフェースが生まれます。このインターフェースが、登りでも下りでもスピードアップにつながるのです。
新型XTR M9220ブレーキレバーにも、SHIMANO ERGO FLOWテクノロジーによる直感的なエルゴノミクスの改良が施されています。このレバーは全面的に再設計されており、ピボット(支点)の位置がハンドルバーにより近づけられたことで、より軽く、スムーズなレバー操作が可能になりました。
これにより、ブレーキをかける指の動きが自然な軌道を描くようになり、手の疲労を軽減します。
さらに、非対称で上向きにカーブしたレバーモーションは、指の自然な角度にフィットし、
肘を外に張ったアグレッシブなライディングポジションを促進。
その結果、体重の分散がより均等になり、バイクのコントロール性が向上します。
このように、従来の使い慣れた感覚を継承しつつ、革新的で直感的な新技術を融合させることで、
私たちはライダーとしてさらに進化し、バイクの性能も、自分自身の限界も引き出すことができるのです。
それこそがライディングの本質だと我々は考えています。