650B と 700c : グラベルホイールサイズの選び方

2020/06/10

近年のグラベルバイクの大きな特徴のひとつは、余裕のあるタイヤクリアランスです。
大きなタイヤクリアランスにより様々なコンディションでのアドベンチャーライドを可能にし、フレームとホイールの間に泥等が詰まることを防ぎます。

バイクの構造やジオメトリーを大きく変えることなくいかにタイヤクリアランスを確保するか。

これが現代のグラベルバイクデザインの重要なテーマのひとつです。
 

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こうした大き目のタイヤクリアランスを持つグラベルバイクならではの優れた特徴として、同じフレームで700cと650Bの両サイズのホイールが使用可能なことが挙げられます。
それぞれのホイールサイズを用途によって使い分けることでアドベンチャーライドの楽しみ方の幅が広がります。

大きな外径の700cホイールがグラベルバイクの標準的な選択肢ですが、一回り小さな650Bホイールを使うことでタイヤのエアボリュームを増やし安定性やトラクションをアップさせることもできます。

 

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どちらのホイールサイズを選ぶべきかはライディングスタイルやロケーション、あるいはどのようなアドベンチャーライドに挑戦したいかによって異なります。

シマノGRXグラベルホイールは700cと650B両方のサイズを用意し、高い信頼性と多様なライディングシーンに対応する優れたパフォーマンスを提供します。


700cグラベルホイール

大きな外径を持つ700cホイールは転がり抵抗が小さいため、硬く締まったそれほどテクニカルでない路面において巡航性能に優れます。
タイヤと地面との接触面は縦方向に長く横方向に狭くなり、勢いを保ちスピードを維持しやすくなります。
また外径が大きいことにより不安定な路面の障害物や凹凸をよりスムーズに乗り越えることができます。

 

スピードと効率を重視するグラベルライダーにとって700cホイールは理想的な選択肢です。
35~42㎜程度の幅のタイヤと大径リムにより荒れた路面でのクッション性、快適性を犠牲にすることなく高い巡航スピードを実現します。
グラベルレースに適したホイールサイズであり、様々なライディングコンディションに対応できる多様性を持つのがGRXの700cホイールです。

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Shimano GRX 700c Wheel - WH-RX570-TL-F12-700c


650Bグラベルホイール

外径の小さい650Bホイール はエアボリュームが大きく低い空気圧で使うことができるワイドなタイヤを組み合わせることが可能になります。
650Bホイールでは幅広のタイヤにより路面状況の良くない上りや下りでもグリップやトラクションを確保でき、テクニカルな路面の凹凸による衝撃を吸収する能力に優れます。
さらに同フレームで同ギア比であれば700cホイールに比べ外径の小さい650Bホイールは、よりローギアードな上り用ギアを備えているという考え方もできます。

オープンロードを巡るよりもローカルなMTBトレイルでのライディングを楽しみたいグラベルライダーは650Bホイールを好むかもしれません。
径の小さなリムとワイドなタイヤにより、路面の凹凸や木の根といった障害物をスムーズにクリアしながらシングルトラックを満喫することができます。
650Bホイールは、ツーリングやバイクパッキングにも最適です。
大きなエアボリュームを持つ40㎜~2.1インチ程度の幅のタイヤは荷物を積んだ際の安定性にも優れ、外径が小さくなることによるローギアード化が荷物を積んだバイクでのクライミングを容易にしてくれます。

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Shimano GRX 650B Wheel - WH-RX570-TL-F12-650B
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グラベルライドの持つ多様性はドロップハンドルバイクのライディングの新たな可能性を切り開きます。
シマノGRX ホイールはスピードを求めるグラベルレースから荷物を積んでのバイクパッキングライドまで、高い信頼性やスピード、優れた品質でライダーの期待に応えます。