シフトケーブルの交換で手軽にバイクをリフレッシュ 


バイクのパフォーマンスを改善するのに最も手軽で効果的な方法は何でしょうか。

もちろん答えはひとつではありませんが、今回は古くなったシフトケーブル類の交換についてご案内してみます。

長い間使用されたシフトケーブルは水や埃等が内部に入り込むことによって抵抗が増え、スムーズなシフティングの大きな妨げになります。

シフトレバーを操作する度に指に大きな力を込めなければいけないとなれば、快適なライディングは望めないでしょう。

 

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「ケーブル類を新しくすることで、操作が軽くなるだけではありません」

かつてレースメカニックでもあったシマノノースアメリカのロードブランドマネジャー Nick Legan はこう言います。

「よりスムーズでシームレス、そして精確性のアップしたシフティングが可能となるのです」

 

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古くなったインナーケーブルとアウターケーシングは摩擦や抵抗が増え、シフティングの遅れを引き起こします。

歯数の小さなギアへの変速はディレイラーに組み込まれたスプリングの力によって行われますが、ここに抵抗が生じた場合、ギアが切り替わるまでにペダルを何度も回す必要が出てくることもあります。

チェーンが隣のギアにスムーズに移動できないことによりチェーンスキップが起き、最悪の場合チェーンが外れたりペダルを踏み外したりする危険性も出てくるでしょう。 

 

ケーブル類の摩耗は徐々に進むため、その性能の低下に気付きにくいのは事実です。

しかし、新しいケーブルセットへと交換すれば軽くなったレバー操作と共に、小気味よく精確になった変速性能を体感することができるでしょう。
 

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「テクニカルサービス部門で働いていたことがありますが、シフティングの調子について本当に沢山の相談を受けました」

同じくシマノノースアメリカのMTBブランドマネージャー Nick Murdick はこう話します。

「でもだいたい原因は同じなのです。 そう、ケーブル類を交換することで改善されるケースが非常に多いのです」


シマノプレミアムシフトケーブル

新しいケーブルへの交換は、大きな手間やコストを掛けることなくバイクをリフレッシュできる最適な方法のひとつです。

しかし、ケーブルにも色々な種類があるのをご存知でしょうか。

シマノのケーブルセットには、性能や用途によって多くのバリエーションが用意されており、よりハイグレードのケーブルセットを選ぶことでバイクのアップグレードを行うこともできるのです。  

 

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OT-SP41ステンレスシフトケーブルセットは、ロードからMTBまで幅広いドライブトレインに対応し、耐腐食性のステンレスインナーケーブルと上位グレード共通のシリコングリスが封入されたアウターケーシングを採用しています。

優れた性能と高いコストパフォーマンスを両立しており、バイクに標準で装着されているケーブルセットから交換すれば、より歯切れの良い精確なシフティングパフォーマンスを実感していただけるかもしれません。
 

ひとつ上のグレードとなるOPTISLICKシフトケーブルセットでは、摩擦係数が低く耐久性の高い電着コーティングを施したOPTISLICKステンレスインナーケーブルを採用。

シリコングリスが封入されたSP41アウターケーシングと、水や泥の侵入を防ぐシールドタイプのアウターキャップ類により、特に悪天候下でのライディングが多い方にも有効な選択肢となります。

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最上級グレードとなるポリマーコーティングシフトケーブルセットは、ステンレス製のインナーケーブルのまわりに極細いポリマーチューブを巻き付けた構造によりケーブル表面に凹凸を形成。

この凹凸がグリスを保持する役割を担うと共にアウターケーシング内側のライナーと接触する面積を減らし、極めて低い摩擦係数を実現しています。

OPTISLICKシフトケーブルセット同様、シールドタイプのアウターキャップが付属し、高い防水・防塵性能を誇ります。

 

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アウターキャップ類とアウターケーシング

アウターキャップはあまり注目されることはありませんが非常に重要な部品のひとつです。

シマノのシールドアウターキャップは内部の小型Oリングにより、アウターケーシング内への水や泥の侵入を防いでいます。

リアディレイラー部にはより高い強度や精度を持つアルミ製のシールドアウターキャップも用意されており、スムーズで安定したシフティングを長期間に渡って維持するのに役立っています。

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SP41アウターケーシングは内部にあらかじめ専用のシリコングリスを封入、高耐久の樹脂製インナーライナーとの間の摩擦を極限まで少なくすることで、精確でクイックレスポンスなシフティングを安定して実現します。
 

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変速性能に深刻な不具合が生じる前に、定期的にシフトケーブル類を交換することを是非おすすめいたします。

より高性能な上位シリーズにアップグレードするのも良いでしょう。

「摩擦や抵抗というものは徐々に増加していくので、毎日のライディングの中ではなかなか気付きにくいものです」 MTBブランドマネージャー Murdick はそう話します。

「でも、定期的なケーブル交換は本当に大切なのです。 その際はインナーケーブルとアウターケーシングをセットで交換することを忘れないようにしてください。 交換後は軽やかでスムーズになったレバータッチに必ず驚くはずですよ」