
24mm軸・ベアリングの採用
ホローテック II クランクにおいて24mm径のボトムブラケット軸・ベアリングを選択したのはなぜか?
その開発にあたってボトムブラケット軸、ベアリング径は最も大きなポイントでもありました。
ボトムブラケット軸部は剛性、強度、重量、回転性能など、他の箇所に比べて多くの要素が関わっているからです。

曲げに対する剛性
回転性能
ねじれに対する剛性
軸とベアリングの重量
クランクセット全体のバランスが大切
また、クランクセット全体として見た場合、クランクアームの剛性、軸の剛性、ベアリングの位置、などトータルなバランスが大事である。設計は折れてしまうことを防ぐために、このトータルバランスを考慮しながら行われます。
ベアリング間距離が広い
現行フレームのボトムブラケットシェル幅68mmの中で、24mm軸のホローテック IIでは、ベアリングの位置を外側に出すことが可能。
より適切な荷重の分配が得られ、より優れたペダリングの安定感が得られます。
ホローテック II 従来モデル

24mm軸・ベアリングが、クランクの最適なバランスをつくる
以上のような点を検証したのち、シマノでは、24mmBB軸及びベアリングを採用することとしました。ホローテック II クランクセットにあって最適なバランスが得られると考えたからです。また、軸部についてのみ検証しましたが、クランクアームやギア部も含めたクランクセット全体となれば、ホローテック II の剛性、軽量性、回転性能のバランスの良さは、さらに明白なものとなります。