はじめに
自転車通勤を始めよう!せっかくなら電動アシストの力を借りて、気軽にはじめてみませんか。電動アシスト自転車であれば、坂道もラクラク登れますので、身体にかかる負担が軽減され、気持ちよく通勤をすることができますよ!
「電動アシスト?よくママが子供を後ろに乗せているタイプですよね?」と考えるかもしれませんが、実は、もっとたくさんの種類があります。
お店に電動アシスト自転車を選びに行って驚くのが種類の多さです。どの電動アシスト自転車が自転車通勤に向くのでしょうか?今回はクロスバイクタイプ、シティサイクルタイプの2つに絞ってその違いを紹介します。
INDEX
シティサイクルタイプが向くのはこんな人
制服、スカートなどの服装を好む人

シティサイクルは安全で、快適に乗車できるようフレームが設計されています。誰もが、動きやすい格好で自転車に乗って、職場でシャワーを浴びて着替えができるわけではありません。制服やビジネススーツで出社しなければいけない人もいます。女性であれば、パンツではなくて、スカートで出社する人もいるでしょう。
シティサイクルタイプの電動アシスト自転車であれば、乗り慣れているデザインであることに加えて、電動アシスト機能により、身体にかかる負担が軽減されるので、汗ばむことも少なくなります。
スポーツバイクに慣れていない人
シティサイクルに乗ったことはあるけれど、スポーツバイクは本格的すぎてちょっと……。という人も多いのではないでしょうか。特に、スポーツバイクは少し前傾姿勢になり、サドルが高めに設定されているので、乗り慣れていないと不安になってしまいます。
そんな方でも、シティサイクルタイプなら大丈夫です。通常のシティサイクルと同じデザインなので、違和感なくすぐに乗り始めることができます。乗りなれている自転車なので走行時に安心感がありますね。
上り坂を走るときや向かい風がきついときも、そこは電動アシスト機能がサポートしてくれます。足に力を入れなくてもスイスイと進むので、自転車通勤が楽しくなることでしょう。
買い物に寄ったり、保育園や幼稚園の送迎など途中で寄り道をしたい
シティサイクルタイプであれば、途中で寄り道がしやすい事も挙げられます。カゴがついていますので通勤の行き返りの途中にお店によって買い物をしても、荷物が詰めるので安心です(注1)。
もちろん、仕事で使うカバンをカゴにいれて走ることもできますので、リュックサックを背負わなくても大丈夫です。リュックサックを背負って夏場に背中が汗ばむことからもおさらばです!
(注1)合理的な通勤経路から著しく外れると、通勤災害の対象外になりますのでご注意ください。
職場まではちょっと遠かった場合
家から職場までの距離を調べてみると、ちょっと遠かった・・・という方。でも、まだ自転車通勤をあきらめるのは早いですよ。乗り換え駅まで自転車通勤をするのはいかがでしょうか。自宅から徒歩→最寄駅→電車待つ→電車→乗換駅→また電車待ち……という時間を自転車通勤に変えるだけで、気分が全然違うものですよ。
↑待ち時間を考慮すると、自転車の方が早いかも。
シティサイクルタイプでの走行距離は5km以内が目安
万能に思えるシティサイクルタイプの電動アシスト自転車でも、ちょっと辛いという状況が…。それは自転車通勤の距離です。
自転車そのものが長距離を走行する想定ではないので、通勤する距離が長い方にとってはつらいかもしれません。
では、何kmくらいまでは大丈夫で、何kmからが辛いのでしょうか?
個人の体験談ですが、以前に1時間くらい、時速15km(鼻歌が歌えるくらいのスピードで)ほどで、シティサイクルタイプの電動アシスト自転車を利用したことがあります。サイクリング終了後、随分と疲労を感じてしまい、仕事に身が入りませんでした。(注:普段私は、スポーツバイクで毎週合計で100km以上走っています)
目的地までの距離が5km程度の場合、時速15kmから20kmで走るとすれば、10〜15分くらいサイクリングをすることになります。電動アシスト機能があるといっても、あくまでもアシストです。運動が長時間続くと疲れてしまい、仕事に影響が出てしまうかもしれません。
ひとつの目安として職場まで5kmくらいの場合はシティサイクルタイプ、それ以上ある場合は、次に紹介するクロスバイクタイプを検討したいところです。
クロスバイクタイプが向くのはこんな人
前傾姿勢でスポーティーな感覚で乗りたい人

クロスバイクタイプの電動アシスト自転車。アシスト機能に加えて、スポーツバイクとしての特徴も兼ね備えることにより、しっかりと運動することもできます。
電動アシスト自転車は2020年現在、時速24kmでアシスト機能がオフになるように設定されています。よって速度が出ればそこでアシストオフになります。
スポーツタイプであれば、そもそも前傾姿勢ですので、スピードをあげてのスポーツ走行がしやすく、アシストがオフになっても快適に走行することが可能です。登り坂はアシスト機能に頼りながらも平坦なところでは、自分の力でガンガンとペダルを回すことができますよ♪
走行距離が10km以上の人
クロスバイクタイプは様々な点においてシティサイクルタイプとは違います。ギアが多段であることに加えて、ホイール径が大きく、フロントにサスペンションがあって衝撃を和らげることができるモデルもあります。
先ほども述べたように、そもそもクロスバイクは前傾姿勢なので、走行時の空気抵抗が全く異なります。
ディスクブレーキを採用しているものも多く、雨天時に、ブレーキ性能に不安を覚えることはないでしょう。キーーッと音を立てながら止まらない自転車をみたことがありませんか?そういう状況になりにくいというメリットがあります。
このような自転車の特徴の違いから、シティサイクルタイプでは疲労を感じるような距離であっても、クロスバイクタイプならば、余裕を持って走ることができそうです。
ただし、長所と短所は裏返し。クロスバイクタイプは前述のようにスポーティに走行できるようにギアがたくさんついていて変速できるようになっています。その影響でチェーンにカバーが付いておらずむき出しになっているので、スカートや裾のひろがったパンツなどでは汚れてしまう可能性があります。服装は選びますので、職場に着替える環境があるかどうかはポイントになりそうです。
まとめ
自由に服装を選びたい、途中でちょっとした買い物など寄り道もしたい、通勤距離も5㎞程度と言う方ならシティサイクルタイプの電動アシスト自転車、スポーティに走りたい、通勤距離は10㎞以上、休日のサイクリングにも使いたいという方はクロスバイクタイプの電動アシスト自転車はいかがでしょうか?
マインドスイッチでは、自転車や自転車通勤による健康的で豊かなくらしを実現するための情報をこれからも皆様にお届けしてまいります。
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