この記事では:
- SHIMANO XTR M9200ブレーキが、より高いコントロール性、一貫性、制動力を実現し、より速く、より自信を持って走れる理由を解説します。
- XTRブレーキのさまざまなセットアップと、それぞれが異なるライディングスタイルや好みにどう対応しているかを紹介します。
- 低粘度ミネラルオイル、新設計のブレーキレバー、SERVO WAVEテクノロジー、キャリパーシールなど、制動性能を向上させる主要な設計革新について詳しく見ていきます。
この度、当ウェブサイトにて、従来より販売しているブランドのラインナップ情報へのリンクを新たに追加しました。
新たに設定したブランドは以下の通りです:
ROAD : TIAGRA/SORA/CLARIS
MTB : ALIVIO/ACERA/ALTUS
LIFESTYLE : ALIVIO/ACERA/ALTUS, TOURNEY
これらのリンクは、各カテゴリーの「PRODUCT」内にある「GROUPSET」に設定しております。
各ブランドのラインナップや部品ごとの詳細な仕様・特徴については、ブランド名をクリックしてご確認ください。
SHIMANOの新型XTR M9200ブレーキは、洗練された制動力の伝達と期待通りのパフォーマンスを実現し、さまざまな地形や気温条件でも安定したブレーキングを可能にします。
シマノの熟練したスカンクライダーやプロレーサーたちは、こう言います「とにかくコントロール性が抜群だ」と。
つまり、「しっかり減速できるからこそ、より速く走れる」という、ライディングの本質を支えるブレーキ性能なのです。
現代のライダーは、かつてないほど早いスピードで走っています。
そのため、より高いコントロール性能の必要性はこれまで以上に重要になっています。
実際、かつては頑丈なダウンヒルバイクだけが走っていたようなトレイルも、今ではエンデューロバイクやトレイルバイクで果敢に攻められる時代になりました。
だからこそ、ブレーキには強力な制動力と高いコントロール性が求められるのです。そしてそれこそが、新型 XTRブレーキが提供する性能なのです。
新型XTRブレーキは、3つの異なるセットアップから選ぶことができます:
アグレッシブモデルおよびバランスモデルのXTRブレーキセットアップでは、XTR M9220ブレーキレバー(ERGO FLOWテクノロジー搭載)が採用されています。
このレバーはピボットポイント(支点)をハンドルバーに近づけて再設計されており、より軽く、スムーズなレバー操作を実現。その結果、ブレーキをかける指が自然な軌道で動くようになり、手の疲労も軽減されます。
さらに、非対称で上向きにカーブした新しいレバー形状は、指の自然な角度にフィットし、肘を外に張ったアグレッシブなライディングポジションを促進。
体重の分散がより均等になり、コントロール性が向上します。
新型レバーには、改良されたSERVO WAVEトラックも搭載されており、ブレーキの効き始めから一気に制動力が立ち上がる設計になっています。
これは、トレイルやエンデューロライダーがギリギリまでブレーキを遅らせたい場面で特に重要です。
また、新設計のキャリパーシールにより、ピストンの戻り速度が安定し、再調整の必要が少なく、常に一定のブレーキフィーリングを維持できます。
さらに、新配合の低粘度ミネラルオイルを採用することで、レバーとキャリパー間のオイルの流れがスムーズになり、外気温に影響を受けず安定した制動力とコントロール性を発揮します。
ブレーキのアップデートと改良は、ライダーのフィードバックを真摯に受け止め、それに応える製品と性能を届けるというシマノの姿勢に根ざしています。
新型XTRブレーキは、高出力かつ一貫した制動性能を発揮し、SHIMANOならではのシャープなバイトポイント(効き始めの感覚)を、広い温度範囲で安定して維持します。つまり、より遅く、より強くブレーキをかけても、制動力は安定しており、長い下りでもフェード(効きの低下)が少ないのです。
そして、かつて悩まされたパッドのガタつき音も、もう気にする必要はありません。
新設計のパッドは、従来よりも幅広のバックプレートと、細く楕円形に成形されたパッドピン穴を採用しており、キャリパー内でのパッドの安定性が向上しています。
まとめると、新型XTRブレーキは:
を兼ね備えた、現代のライディングに最適なブレーキシステムです。